・やらないといけないけど、英語が聞き取れない
・効率良くリスニング力を伸ばしたい
という方の悩みを解決できる記事になっております。
私は今ではTOEIC950点、リスニング満点というスコアを持っており、そこに到達するためにやっていた勉強法ですので、効果は私が既に実証済みです。
この記事を読み終えて、私流の超効率的勉強法でリスニングに取り組んでもらえれば、確実にリスニング力の向上を実感できるようになります。
もくじ
英語が聞き取れない原因
英語を聞き取れないことで悩む人はたくさんいますが、それはなぜなのかを理解している人はそう多くありません。
ただ一口に「英語が聞き取れない」と言っても、実は
・意味理解が出来ない
という2つのどちらか、もしくは両方が原因で「聞き取れない」と感じるのです。
つまり、音声認識が出来ていない人の耳には、どんなに完璧な英語でも雑音にしか聞こえないのです。
言葉のままの意味ですね。
これが出来ないと、単語、文章として聞き取れはするけど、意味が理解できない。
こんな状況になってしまうのです。
あなたが今、この記事を読んでいる段階で聞き取れない原因がわかっているのであれば、勉強するべき内容をまとめますので、そちらを参考にしてみてください。
どっちが原因か分からない方は、この後原因を突き止め、解決できる紹介する1セット3ステップの長効率的勉強法を紹介しますので、そちらを参考にしてみてください。
音声認識が出来ない(音を単語、文章として認識できない)
話された英語を単語、文章として認識するためには以下の知識を身に付ける必要があります。
・音の変化
どの単語がどのように発音されるのかを知らなければ、言われたところで理解することは当然不可能です。
・単語を1つ1つ丁寧に発音してくれる音声を聞く
のが効果的です。
というような奇怪な文字を見たことがある人もいるのではないでしょうか。
これが発音記号です。
発音記号だなんてそんな難しそうなのやらなくても、こんな風に聞こえる程度でいいんじゃない?
と思う方もいるかもしれませんが、
hat, hutはどっちも「ハット」っぽく聞こえますよね。
でも意味は違います。
発音をアバウトに捉えていては、発音が似て非なる単語(かなりある)を聞き間違えてしまうなんてことが多々起こります。
そんな単語が1つの文章に複数出てきたらどうでしょう。
「支離滅裂な文章だなぁ」なんて思ってしまう結果が見えますよね。
ですから、多少手間でも発音に関する知識はしっかりと身に着けておくべきなのです。
そして音の変化。
これは、単語の並びによっては繋がって発音されたり、違う音になったり、発音するはずの音が抜け落ちたりする現象のことを指します。
Nice to meet you: 〇ナイストゥミーチュー ×ナイストゥ―ミートユー
That’s what I said: 〇ザッツワライセッド ×ザッツワットアイセッド
といったような具合ですね。
こういった音の変化には5ないしは6パターンしかありませんし、これを知っていることで、格段にリスニング力が向上するので、ネイティブスピーカーの言っていることを理解したい!という人は必ず身に着けたい知識です。
発音の勉強法
発音を学ぶには、まず発音記号(フォニックス)に関する知識を得るのが最重要です。
書籍ではもちろん、外国人YouTuberが発音とともに紹介してくれているので、そちらを見て、それぞれの記号がどんなふうに発音されるのかを、音と共に確認していきましょう。
もっと詳しく知りたい!という方は、こちらの本を読んでみることをおすすめします。
映像で見た後に、どんな風な仕組みで発音されているのかを文字で読むことでさらに理解を深めることができます。
音の変化の学び方
音の変化の学び方も、本で学ぶ方法もありますが、外国人YouTuberから学びましょう。
文字で見るよりも、実際に発音してもらった方が、イメージしやすいと思います。
様々なパターンがありますが、それだけ??というようなルールもありますので、気後れせずに見てみてください。
それでももっと詳しく知りたい!という方は、こちらの本を読んでみることをおすすめします。
映像で見た後に、どんな風な仕組みで変化するのかを読むことでさらに理解を深めることができます。
どんなパターンがあるのかを知ったら、あとは実際に文章内でどう発音されるのかを聞いて、音の変化に耳を慣らしていきましょう。
聞き取れるが、理解できない
英語を聞き取れるけど、理解できないというケースは少ないかと思いますが、あり得ない話ではありません。
「聞いたことある単語だけど意味忘れた!」とかがこのケースに当てはまりますね。
どれだけ聞き取れても、それぞれの単語の意味を知らなければ理解にはつながりません。
リスニング練習がしたいのに語彙、文法?と思われるかもしれませんが、語彙と文法の2つは何をするにしても付きまとう「基礎」なので、文章が理解できないという人は、こちらの記事を参考に、「基礎力」を身に付けてから、リスニングに挑戦してみてください。
多くの人が1番苦労する、英語を聞き取るというステップはクリアできているのであれば、語彙、文法力を上げればリスニング力が飛躍すること間違いありません。
焦らず、「基礎」に取り組んでみてください。
超効率的な勉強法:1セット3ステップ!
英語を聞き取れない原因と、その対処法を解説しましたが、いまいちどうして聞き取れないのかを把握できていない人も多いと思います。
そんな方におすすめしたいのが、あなたの弱点を探りつつ、リスニング力を向上させることが出来る1セット3ステップの長効率的な勉強法です。
2.本、文字を見ながらリスニング
3.何も見ずにリスニング
聞き取れるまで何度もひたすら聞き直す!という勉強法もいいのですが、なぜ聞き取れないのかを理解しないと、とんでもなく時間がかかりますし、改善しようがありませんよね。
ですから、ディクテーションで聞き取れない、理解できない部分を明らかにし、その後文字を見ることで、聞き取れなかった理由、理解できない理由を究明します。
そして最後に何も見ない状態でリスニングすることで、確認作業をしつつ、何も見ずに聞き取れる感覚を味わうのです。
ディクテーション
・英語を「聞き取れない」のか「理解できない」のかを確認するため
ディクテーションとは、読まれた文章を文字に書いて起こす作業です。
リスニングのトレーニングとしておすすめされたりしていますが、私の方法では、トレーニングというよりも、トレーニングすべき点を明らかにするためのステップという意味合いが強いです。
初めて聞く文章でこの作業をすることで、自分がどの部分を聞き取れなかったり、理解できなかったりするのかを明確にしましょう。
※聞き取れても理解できない部分には×印をつけておきましょう。
※聞き取れなければ1.2回繰り返しましょう
2.聞き取れない部分はどんな風に聞こえるのかをメモしておく。
3.どんな意味の文章なのかもメモしたり、頭に留めておく。
音声を聞くのは多くても3回までにしておきましょう。
実際の会話で、4回も5回も聞き返すのはちょっと不自然ですよね。
限られた回数で自分が聞き取れる限界を明らかにするためにも、この回数を意識して取り組んでみてください。
台本、文字を見る→見ながらリスニング
・聞き取れなかった部分を聞き取れるようになるため
先ほどのディクテーションで、どこが聞き取れて聞き取れないのか。どこが理解出来て、理解できないのかが明らかになりましたね。
そうしたら、台本や、字幕などを確認して、実際読まれていた文章と、自分のディクテーションメモと照らし合わせてみましょう。
照らし合わせた結果、どうなっていたかによって、あなたが取るべき行動は変わってきます。
聞き取れて理解できていた場合
文句なし!
その調子で次の文章に挑戦してみましょう。
※ちょっと自信がない部分がある場合には、発音記号を確認してから、もう1度音声を聞いて確認しましょう。
聞き間違えていた・聞き取れなかった場合
聞き間違えてたり、聞き取れなかった人は、それぞれの部分で使われている単語の発音をチェックしましょう。
自分が思っていた発音と違ったり、隣の単語とのつながりで音が変化しているのが聞き取れない主な理由です。
正しく聞き取れなかった部分の発音、音の変化について、記事上部のこちらを参考にYouTubeや本を参考に確認してみてください。
※そもそもの単語を知らなかったという場合は、ノートやスマホにメモしておきましょう。
聞き取れたが理解できていなかった場合
正しく聞き取れていたのに理解が出来なかった場合には、どうして理解できなかったのかを確認しましょう。
・文法構造が理解できなかった
・特殊なフレーズが理解できなかった
様々な理由があると思いますが、どうして理解できなかったのか。
これを確認し、正しい意味を調べ、ノートやスマホにメモして知識を蓄えましょう。
あまりにも理解できない単語や文法が多い!という方は単語勉強法、文法勉強法それぞれの記事を参考にして文章を理解する「基礎力」を身に付けるところから始めてみてください。
何も見ずにリスニング
・何も見ずに英語が聞き取れる感覚を掴むため
第2ステップで
・音の変化
・単語、文章、フレーズの意味
の確認が終わったら、最後に何も見ずにリスニングしてみましょう。
第2ステップでどんな言葉がどんな風に発音されるのか、そして文章の意味を確認したあなたなら、初めは苦労した英文もすんなりと聞き取れるようになっているはずです。
ご紹介してきたように、
2.本、文字を見ながらリスニング
3.何も見ずにリスニング
という流れでリスニングに取り組むことで、あなたの弱点を探りつつ、それを逐一改善することで、リスニング力の向上が期待できる勉強法になっています。
たくさんの文章でこれをやることで、耳が英語に慣れてくる+語彙力も同時に身に付いてきますので、漠然と英語が聞き取れないなぁと感じている方は、ぜひ取り組んでみてください。
おすすめの教材
今回ご紹介した超効率的勉強法に合った教材をご紹介していきます。
・台本だけでなく文章の解説がついている
・長文ではなく短い文章が複数載っている
映画のワンシーンなど、活用できる素材は世にありふれていますが、素材を探す時間を省きたい!という方は以下の本をチェックしてみてください。
ゼロからスタート リスニング―だれにでもできる英語の耳作りトレーニング
短い文章が多く掲載されており、初心者の方におすすめの本になっています。
文章の解説も丁寧ですし、発音記号の解説までついているので、リスニング初心者の方は、とりあえずこれ1冊持ってれば間違いないという内容になっています。
こちらの本には短い文章が300個掲載されており、今回紹介した超効率的勉強法にピッタリの本になっています。
台本の他に和訳もついているので、意味の確認はばっちりですし、部分的にではありますが、音の変化に関する解説もついています。
とにかくたくさんの文章で練習したい!そんな人におすすめの本になっています。
こちらは文法書ですが、例文1つ1つの音声を聞くことができ、しかもそれぞれに丁寧な解説がついているので、今回ご紹介した超効率勉強法にピッタリな使いかたが出来ると思い、おすすめしてみました。
文章の理解力に不安があるけど、リスニングもやらなきゃなぁと感じている人におすすめの1冊となっております。
まとめ:聞き取れない原因に合った勉強法でスピード成長を
この記事で紹介した超効率的勉強法のように、英語を聞き取れない理由を把握し、それをつぶすように勉強することで、効率よくリスニング力を向上させることが出来ます。
どんな順番だったか最後にもう一度確認してみましょう。
2.台本を活用して、正しい発音、音の変化、単語、文章の意味を知る。
3.何も見ずに聞き取って理解する。
そして今回紹介した超効率的勉強法に限らず、リスニング勉強にはコツがあります。
それは短い文章から始めるという事。
ゴールはネイティブが話すような弾丸トークを聞き取ることかもしれませんが、初めは短い文章から取り組みましょう。
どんなにすごいゴールでも、1歩1歩確実に歩むのが大事です。
ゴールばかりに目が行って、焦って自分のレベルに合わない内容に取り組んでも、効率が悪い+成長の実感が湧かず、挫折の原因になります。
聞き取れない原因、理由を明らかにし、それをつぶす。
この手順をしっかりと踏んでいけば、いつの間にか英語が聞き取れるようになった!なんていうことが起こります。
焦らずに、今回紹介した超効率的勉強法を実践してみてください。
この記事があなたの参考になれば嬉しいです。
それでは!
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