英語を話せるようになりたいけど…
英単語をほとんど知らない人
日常英会話ができるようになりたい人
単語勉強が退屈で長続きしなかった人
楽に、かつ効率的に英単語を学べる方法を知りたい人
退屈せず、確実に続けられる単語帳の使いかた
単語帳で出会った単語の効率的な覚え方
この記事を書いている人英語力はいかほど?
筆者はこんな感じの英語を話す人です。
動画内でも言っていますが、私は一度も留学したことはありません。
国内での勉強のみでこの程度まで話せるようになりました。
そんな私がやってきた勉強法をご紹介するので、今回紹介するアドバイスの効果は保証されていると言えます。
さて前置きはこの辺にしまして…
まず初めに英会話をするためにはどんなスキルが必要になるのかを確認しましょう。
こちらの画像をご覧ください。
基礎:語彙力、簡単な文法知識
1;スピーキング力
2:リスニング力
下が基礎。上が高レベルな能力になっています。
語彙力がないのに、文法やれ!と言われても、そもそも単語が分からないと文章が理解できない。
かといってリスニングをやらされても、何一つ聞き取れなくて嫌になってしまうのが関の山。
話せだなんてもってのほかです。
だからこそ本当の初心者さんがまずやるべきは、基礎となる語彙力を増やすこと。
そしてとにかくたくさんの英単語を知るきっかけになるのが、単語帳。
単語帳と聞くと、学生時代に使ったような、文字ばっかりの暗記用の本というイメージがあるとおもいますが、意外とそうでもなくて、もっとお気軽なものも売られています。
まずはそういうものを手に取って、勉強ではなく趣味感覚で単語に出会うのを強くおすすめします。
見る単語すべてを暗記しようとしなくて大丈夫です。
とりあえずは、これって英語ではこう言うんだ!というように、知るだけでOKです。
何回も復習して覚えるのって、つまらないし大変ですよね。
そんなことをするよりも、実際に使って話してみた方がスッと覚えられるので、単語帳は流し読みするだけでOK!
そして流し読みの時に音声も同時に聞けるとベストofベストですね。
後に控えているリスニングの時に役立つので、ちょっとめんどうでも絶対にやった方がいいです。
それでは単語帳の詳しい使いかたを紹介していきます。
もくじ
【継続楽勝】誰でも英語が話せるようになる単語帳の使いかた4つ!
覚えない。英語と出会うだけ。
単語帳を使う上で声を大にして言いたいのが、「暗記しようとしない」ことです。
へ?単語帳って暗記のためのものでは??と思われるでしょうが、それは受験のための使いかたです。
お受験で使う英語と話すための英語は全く違います。
もしこの2つが同じであれば、大卒の人なんかはみんなペラペラになっているはずですよね。
でもそうじゃないのを見ると、別物だっていう事が分かってもらえると思います。
受験英語と会話のための英語が別物であれば、当然単語帳の使いかたも変わってきます。
受験のための勉強はとにかく量を詰め込んで暗記するのが主流。
では話すためにはどのような使いかたをしたらいいのでしょうか。
先ほども言ったように、「暗記しようとしない」のが話すために必要な秘訣です。
具体的にどのような感じで使用するのかを順を追って説明しますね。
1. 単語帳を開く
2. 開いたページで知らないものがあれば、説明を読んでみる。
3. へー、そういう意味なんだ!
4. 後で使ってみよう
これだけです。
繰り返しの音読とかは必要ありません。
スペル練習なんてもってのほか。
話せる英語を勉強するうえで単語帳とは、「知らない単語と出会うための道具」でしかありません。
後の方で書きますが、覚えるのは実際に使って話していれば自然と刷り込まれていきます。
というか、実際に使わないと会話のときにスラスラと口から出てきません。
ですから単語帳は、英語と出会うためだけに使いましょう!
暗記しようと、ホントにらめっこしている時間がもったいないですからね。
単語はイメージで捉える。
単語帳を使うときにやってしまいがちなのが、載っている意味をそのまま受け取ってしまうこと。
possess: 所有する
と見て、「へ~、所有する。ね~」となってはいけないということです。
所有するとか日本語で言わなくないですか?。
「持ってる」って言いません?
だって「所有する」も「持っている」も同じ意味ですよね。
であれば、厳密にpossess=所有すると覚えなくてもいいわけです。
possess=持ってる とかそういう意味の単語。
くらいの認識で全く問題ありません。
もう1つ例を出すと、
guess=~だと推測する だと堅苦しいですよね。
日本語だと、~だと推測する=~だと思う なんだから
guess=思う とかそんな感じの意味ってぐらいの認識でOKです!
単語帳で出会う単語たちは、「こんな感じの意味」くらいのノリで見ていって問題ないです。
ちゃんとした意味じゃなくていいの?とちょっと不安になるかもしれませんが、
実際に使っていればイメージがしっかりと固まっていくので問題ありません。
え、信用できないって?
それでは皆さんに質問させてください。
「ちょうど」というう日本語の意味を説明できますか?
おそらく多くの人が、「ぴったりな感じ」とか「ビタっとハマる感じ」みたいなイメージが頭に浮かんだのではないでしょうか。
では
国語辞典を見てみましょう。
「ある基準に、過不足なく一致するさま。」
「ある物事が、その時まさに行われているさま。」などと書かれています。
どうでしょう… そんなの正直知ったこっちゃないですよね(笑)
「ぴったりな感じ」「ドンピシャ」ってイメージは揺るがないし、間違ってもないですもんね。
英語もこんな感じでいいのです。
イメージです。こんな感じの意味!これで十分なのです。
出会う単語全てが必要だと思わない
単語帳を見ていると似たような意味の単語がたくさん出てきますよね。
どれがどれだか、こんがらがっちゃうこともしばしば…
であればいっそのこと、似た意味の単語のうちどれかは切り捨てちゃいましょう!
例えば
I think, I guess, I reckon, どれも大体「~だと思う」って感じで意味は同じです。
ここで無理に全部覚えるのではなく、thinkは前から知ってるから他は覚えなくていいや!って感じでOK!
もちろんいろいろな表現を覚えたほうが得ですが、最初の頃は1個知っているだけで十分です。
日本語でも、「~だと推測する」、「~だと思う」、「~だと認識している」
全部「思う」で言い換えてませんか?
言語なんてそういうものなんです。
もちろん、細かいニュアンスが違ったりする場合もあります。
ですがそういう細かいところにこだわった挙げ句に言葉に詰まるよりは、どんなにシンプルな単語でも、とにかく表現できたほうが、圧倒的に会話は弾みます。
すべてを覚えようとしないこと。
「こういう時はこの単語を使お。他は使わん!」ってくらいの意識で、自分なりの語彙力を作り上げていきましょう。
日本語でもありますよね。自分じゃ絶対に使わない言葉。
英語もそれと同じです。みんながみんな同じ単語で、それぞれの気持ちや考えを表現するなんてことはありえないのです。
であれば、これは使わん!っていう単語は、別に無理して覚えなくてもいいじゃないですか。
受験だとそうは行きませんけどね!
これが受験と話すための英語は別と言った理由でもあります。
無理に全部覚えても、どうせ全部の単語は使いきれないのですから。
音声を聞く
単語帳の使い方、最後のアドバイスになります。
それは音声も一緒に聞きましょうということ。
文字だけ見ていては、「読めばわかるけど聞き取れない」という状態に陥ってしまいます。
あなたの目標はなんでしたっけ。
筆談ができるようになる!じゃないですよね。
英会話ができるようになりたい!なはずです
会話というのは言葉のキャッチボールです。
いくら自分が話せていても、相手の言葉を聞き取れなければ会話は途切れてしまいます。
そうならないためにはそれぞれの単語がどのように聞こえるのかを知っておかなければなりません。
どうせ新しい英語に出会ったのなら、そのときに発音の仕方と聞こえ方の両方を一緒に知っておいたほうが、後々ラクになります。
どう聞こえるのかを知っておけば、自分で話すときの参考にもなるし、相手がその単語を使ってきても何となく聞き取れるようになります。
これは文字だけ見ていては到底できないことです。
ですから多少めんどうでも、新たな英語に出会ったときはその単語がどんな音で聞こえるのか、音声を聞いてチェックしましょう。
ほとんどの単語帳にはCDがついていたり、音声データが付いてきますのでご安心を。
自分でいちいちググって発音を調べて… なんて手間はいりません。
唯一の手間は再生ボタンを押すこと。
その手間は惜しまないでくださいね:)
おすすめ単語帳
・イラストだから覚えられる 会話で必ず使う英単語1100
上の方で、単語は意味じゃなくてイメージで捉えるのをおすすめしましたが、
イラストが載っているので、イメージで単語を知っていくのにピッタリな本です。
単語とは言いましたが、この本ではフレーズが多く紹介されているので、そのまま会話に使えるのが特徴です。
目をこする:rub my eye
腕を組む:fold my arms
あぐらをかいて座る:sit cross-legged
といったフレーズがイラストとともに載っているので、印象に残りますし、何より分かりやすいのがGOOD!
これってどう表現するんだろう?
そんな悩みが次々解決されるので、とってもおすすめです。
音声データもダウンロードできるのもGOOD!
・ゼロからスタート英単語 BASIC1400
こんな感じの身の回りのもので、意外と知らない単語が詰め込まれているのがこの本。
日常会話をメインに考えた単語がたくさん載っていますので、日常英会話を目標としているあなたにピッタリの内容になっています。
ホチキス、判子、のり、食器、蛇口、炒める、煮る… 簡単なはずの単語が思い浮かばない!
そんな方のための1冊です。
こちらも音声データをダウンロードできるので、音声を聞きながら新たな英語に触れることが可能です。
・海外ドラマはたった350の単語でできている
大人気海外ドラマSex and the Cityで使われている単語から導き出した、本当に使われる英単語350個がまとめられている本。
この本は本当におすすめです。今読み返しても、ためになることしか書いていません。
単語だけが載っているのかと思いきや、英語学習のイロハも教えてくれる良書です。
音声データがないのが残念ですが、それを差し置いてもおすすめするしかないくらいの本です。
Amazonランキングでは1位!
しかも今や有名YouTuberのオリラジあっちゃんも絶賛しているという驚異の英語学習本です。
英語学習を始めたばかりで、知らない単語ばっかり。どういう風に勉強したらいいか分からないという方にピッタリの本です。
Kindle Unlimitedに登録している方なら無料で読めますのでぜひ!
登録していない方も、今なら1ヶ月無料の体験期間を利用してタダで読めちゃいます。
体験期間が終わってしまう前にご一読を!
アウトプット法
さてこれまでは単語帳を使って、様々な単語と出会ってきましたが、あくまでも出会っただけです。
冒頭で、実際に話して覚えた方が効率的だと言いましたが、ここからがそのステップです。
英語を話して?ってことはやっぱり英会話教室… ではありません。
いきなり英会話教室とかは無意味です。
何を言われてもちんぷんかんぷんだし、かといって自分から何かを言えるようなレベルじゃない時に通ったら何が起こるでしょう。
先生との間に流れる、気まずい雰囲気と生産性ゼロの時間。
こんなのせっかくのお金と時間がムダになっちゃうだけです。
誰かと話さなくても、自分だけで完結するアウトプット法が存在しますので、簡単にご紹介していきますね。
瞬間英作文
「昨日は8時ころに寝ちゃった」
「今日は9時に人と会う予定がある」
「今同僚と昼ごはんを食べているところだ」
といった簡単で短い文章を、一瞬で英語で表現するのが瞬間英作文です。
やってみると難しいかもしれません。
知らない単語があったり、どうやって表現するん??みたいなことが多々起きると思います。
それでいいんです。
あ~これ分からん!ってなったらググってインプットすればいいだけ!
自分から調べたものって印象に強く残りますので、意外と忘れなかったりします。
ただ、調べて満足せずに、数日後に同じお題で瞬間英作文をしてみましょう。
そこでパッと出てきたら、その単語はもうあなたのものです:)
お題探しは
本やアプリがありますので、ネタ切れを起こすことはないかと思います。
私が最初のころお世話になった本はこちら
Amazonで試し読みがあるので、興味のある方はぜひのぞいてみてください。
文章自体は簡単ですが、意外と表現できないことに気づかせてくれるいい本です。
独り言
これは一人暮らしをしている方におすすめの方法。
英語で独り言です。
何を言うかって??何でもいいんです。
寒い、眠い、お風呂に入ろう、スマホどこに置いたっけ?
などなど
とにかく思いついたことを英語で言うトレーニングです。
独り言なので、限りなく短い文章を言うことがほとんどですが、これが意外と効くんです。
英語を喋ろうとすると、思うように言葉が出てこなかったり、単語は浮かんでも口が付いてこないような感じがすると思いますが、独り言を言い続けていることで、これを解消することができるんです。
実際に声に出して英語を話すという行為に慣れる。それにピッタリのアウトプット法になります。
情景描写
これは瞬間英作文に似ていますが、お題を普段の生活から探すというものです。
生活していると様々な情景が目に入ってきますが、それを次々英語で表現しよう!という私考案の、今でも毎日やっている方法です。
黒い車が通り過ぎたら、The black car just passed by me.
酔っ払っている人がいて転んで怪我しないか心配になったら
I’m concerned that drunken guy gets injured by falling.
などというように、短い文章からちょっと長めの文章まで自分の裁量で決められるので、自分のレベルに合った難易度の作文をすることができます。
しかも身の回りのものを表現しようとするので、自分が英語で言えない単語に出会う頻度はかなり高いです。
加湿器、除湿機、まな板、冷蔵庫、洗濯機、歩行者、カラス、桜 など
何気なく目にするものでも、英語では表現できないものって意外とあるものです。
英語で言おうとしなければ、英語で言えないことにすら気がつくことができませんから、このトレーニングはインプット&アウトプットができる最高の方法だと思っています。
まとめ
さて、この記事では話す英語を身につけるための単語帳の使い方と、単語帳で出会った英語の覚え方を紹介してきました。
覚えない。とりあえずは出会いを増やす。
単語はイメージで捉える。
出会う単語全てが必要だと思わない
音声も聞く
瞬間英作文
独り言
情景描写
これらの方法であれば、今まで英単語勉強がつまらなくて続かなかった人や、暗記力に自身がない人でも無理なく英語に出会い続けることができるのではないかな と思っています。
私自身記憶力が終わっているのですが、この方法で単語帳を使うようにしてからは、単語帳を開くのが精神的にラクになりました。
覚えなくてもいい。これがどれだけラクなことか。
ラクをしてはいますが、確実に力になります。
冒頭の動画で見てもらったように、留学なしの私でも普通に英語を話せるようになりました。
今や英語を使って仕事をしたり、外国人と一緒に笑い合いながらゲームができるようになりました。
旅行先でもしっかりと会話ができるので、十分すぎるほどに旅行を楽しむことができます。
この記事をここまで読んでくださったあなたも、今回私が紹介した方法を真似していただければ、誰でも最低でも私と同じレベルまで成長することができます。
今回ご紹介した方法は簡単ですが、1つだけ難しいことがあります。
それは継続すること。
どれだけ効果的な勉強法も、継続をやめてしまっては成長に繋がりません。
どんなときでも継続をした人だけが、英語を話せるようになっていくのが現実です。
そしてこの記事を読んで「へ~」で終わってしまってはいけません。
行動の伴わない情報収集はただの暇つぶし という言葉があります。
この記事を読んだ時間を暇つぶしにしてしまうのか。
それとも英語を話せるようになるための第1歩にするのか。
どちらにするかはあなたにお任せいたします。
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